在宅勤務で太った?運動不足を感じたら試したい3つの簡単ストレッチ

働き方
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近年、働き方の多様化が進み、多くの企業で在宅勤務が導入されています。通勤時間がなくなり、自宅で仕事ができるようになったことで、ワークライフバランスの向上やストレス軽減といったメリットを享受している方も多いでしょう。しかし、その一方で、在宅勤務特有の課題に直面している人も少なくありません。その最たるものが「運動不足」です。本記事では在宅勤務で運動不足を感じたら気軽に試せる3つの簡単なストレッチを紹介します。

運動不足解消!簡単ストレッチ3選

在宅勤務中に手軽にできるストレッチは、運動不足解消の強い味方です。ここでは、デスクワークの合間や休憩時間に簡単に実践できる3つのストレッチをご紹介します。これらのストレッチは、特別な道具を必要とせず、短時間で効果を実感できるものばかりです。

1. 肩甲骨を意識したストレッチ

肩甲骨周辺の筋肉をほぐすことで、肩こりや首の痛みを和らげ、姿勢改善にも繋がります。デスクワークで凝り固まりやすい肩甲骨を意識して動かしましょう。

デスクでできる簡単肩甲骨はがし

このストレッチは、座ったままで行えるため、仕事の合間に手軽に取り入れられます。肩甲骨の動きを意識することで、より効果が高まります。

用意するもの:なし

やり方:

1.椅子に深く座り、背筋を伸ばします。両腕を体の前に伸ばし、手のひらを内側に向けて組みます。

2.息をゆっくりと吐きながら、組んだ手を前に突き出すようにして、背中を丸めます。この時、肩甲骨が左右に大きく開くのを意識しましょう。まるで誰かに背中を引っ張られているようなイメージです。

3.息を吸いながら、組んだ手を胸の前に引き寄せ、胸を大きく開きます。肩甲骨を背骨に寄せるように意識し、肩甲骨と肩甲骨の間にシワを寄せるようなイメージです。肩が上がらないように注意しましょう。

4.この動作をゆっくりと10回繰り返します。呼吸と連動させることで、よりリラックス効果も高まります。

ポイント:

  • 肩甲骨の「開く」「寄せる」動きを意識することが最も重要です。ただ腕を動かすだけでなく、肩甲骨がどのように動いているかを感じ取りましょう。
  • 呼吸に合わせてゆっくりと動作を行うことで、筋肉がより効果的に伸び、リラックス効果も得られます。無理に伸ばしすぎず、心地よい範囲で行いましょう。
  • 姿勢を正し、猫背にならないように注意しながら行いましょう。特に、肩甲骨を寄せるときは、胸を張ることを意識してください。

2. 股関節を柔らかくするストレッチ

長時間座りっぱなしの姿勢は、股関節の柔軟性を低下させ、腰痛や下半身の血行不良の原因となります。股関節を柔らかくすることで、これらの不調を改善し、全身の血流も促進されます。

座ったままできる股関節ストレッチ

このストレッチも座ったままで行えるため、デスクワーク中に簡単に取り入れられます。股関節の可動域を広げ、下半身の疲労回復に役立ちます。

用意するもの:なし

やり方:

1.椅子に浅く座り、両足を床につけます。片方の足(例えば右足)を持ち上げ、足首をもう片方の足(左足)の膝の上に置きます。右足の膝は外側に開く形になります。

2.背筋を伸ばし、息をゆっくりと吐きながら、上体を股関節からゆっくりと前に倒していきます。この時、背中が丸まらないように注意し、股関節の付け根から体を折り曲げるイメージで行いましょう。

3.股関節の奥がじんわりと伸びるのを感じる場所で20秒間キープします。痛みを感じる手前で止めることが重要です。無理に伸ばしすぎると怪我の原因になります。

4.息を吸いながら、ゆっくりと上体を元に戻し、足を下ろします。反対の足も同様に行います。

ポイント:

  • 痛みを感じる手前で止めることが最も重要です。ストレッチは「気持ちいい」と感じる範囲で行いましょう。無理は禁物です。
  • 呼吸を止めずに行いましょう。深い呼吸は筋肉のリラックスを促し、ストレッチ効果を高めます。
  • 背中が丸まらないように、常に背筋を伸ばすことを意識してください。これにより、股関節に適切な負荷がかかり、効果的にストレッチできます。

3. 全身をリフレッシュするストレッチ

長時間同じ姿勢でいると、全身の筋肉が硬直し、血行が悪くなります。このストレッチは、全身を大きく伸ばすことで、血流を促進し、心身ともにリフレッシュできます。気分転換にも最適です。

立ち上がってできる全身伸び伸びストレッチ

このストレッチは、一度立ち上がることで、座りっぱなしで固まった体を大きく動かすことができます。全身の伸びを感じながら、深い呼吸と共に行いましょう。

用意するもの:なし

やり方:

1.椅子から立ち上がり、足は肩幅程度に開いて立ちます。両腕を頭上にまっすぐ伸ばし、手のひらを組みます。手のひらを天井に向けるように返すと、より伸びを感じられます。

2.息をゆっくりと吸いながら、組んだ手をさらに高く、天井に届くように全身を大きく伸ばします。つま先立ちになり、全身が一本の棒になったようなイメージで、体の側面、背中、お腹など、全身の伸びを感じましょう。

3.息をゆっくりと吐きながら、組んだ手を頭上に保ったまま、体をゆっくりと右側に傾けます。左の体側が心地よく伸びるのを感じましょう。無理に倒しすぎず、自然な範囲で行います。

4.息を吸いながらゆっくりと体を中央に戻し、次に息を吐きながら左側に傾けます。右の体側が伸びるのを感じましょう。

5.この左右交互の動作を5回ずつ繰り返します。最後に、組んだ手をゆっくりと下ろし、全身の力を抜いてリラックスします。

ポイント:

  • 体全体が伸びていることを意識しましょう。特に、指先から足先まで、全身の筋肉が伸びているのを感じることが重要です。
  • 無理のない範囲で行いましょう。痛みを感じる場合は、すぐに中止してください。ストレッチは継続が大切です。
  • 深い呼吸を意識することで、リラックス効果が高まり、筋肉の緊張が和らぎます。吸う息で伸び、吐く息でリラックスするイメージで行いましょう。
  • 休憩時間や気分転換したい時に行うと、心身のリフレッシュに繋がります。

ストレッチを習慣化するためのヒント

せっかく効果的なストレッチを知っても、継続できなければ意味がありません。在宅勤務の環境下でストレッチを習慣化するためのヒントをいくつかご紹介します。

毎日決まった時間に行う

人間は習慣の生き物です。毎日同じ時間にストレッチを行うことで、脳がその行動をルーティンとして認識しやすくなります。例えば、朝起きてすぐに、ランチ休憩の前に、あるいは仕事の終わりに、といったように、一日の特定のタイミングにストレッチを組み込んでみましょう。最初は意識的に行う必要がありますが、数週間もすれば自然と体が動き出すようになります。カレンダーやスマートフォンのリマインダー機能を活用するのも効果的です。

短時間でも継続する

「毎日30分ストレッチをするぞ!」と意気込んでも、忙しい日にはなかなか実行できないものです。完璧を目指すよりも、まずは「毎日5分でもいいから続ける」という意識が大切です。たとえ短時間でも、毎日継続することで、体は確実に変化していきます。今日ご紹介したストレッチはどれも短時間でできるものばかりです。例えば、一つのストレッチを1分ずつ、合計3分から始めてみるのも良いでしょう。継続は力なり、です。

アプリやタイマーを活用する

スマートフォンのストレッチアプリやタイマー機能を活用するのもおすすめです。アプリには、様々なストレッチメニューが用意されており、動画で正しいフォームを確認できたり、音声ガイドで誘導してくれたりするものもあります。また、タイマーを設定することで、時間を意識して集中してストレッチに取り組むことができます。休憩時間の始まりと終わりにタイマーをセットし、その間にストレッチを行うなど、工夫してみましょう。

仲間と一緒に取り組む

一人で続けるのが難しいと感じる場合は、家族や友人と一緒にストレッチに取り組むのも良い方法です。オンラインで繋がって一緒にストレッチをしたり、お互いの進捗を報告し合ったりすることで、モチベーションを維持しやすくなります。また、SNSなどでストレッチの記録を共有するのも、良い刺激になるかもしれません。誰かと一緒に行うことで、楽しさが増し、継続へのハードルが下がります。

記録をつける

ストレッチを行った日や、体の変化(例:肩こりが楽になった、体が柔らかくなったなど)を簡単に記録するのもおすすめです。手帳にチェックを入れるだけでも良いですし、スマートフォンのメモ機能やヘルスケアアプリを活用するのも良いでしょう。自分の努力が可視化されることで、達成感を得られ、次のモチベーションに繋がります。また、体の変化を記録することで、どのストレッチが自分に合っているのか、どのくらいの頻度で行うと効果的なのかを把握する手助けにもなります。

在宅勤務における運動不足の現状と影響

在宅勤務者の運動不足の実態

在宅勤務が普及したことで、多くの人々が通勤という日常的な運動機会を失いました。オフィスへの移動、社内での移動、ランチのための外出など、意識せずとも行っていた身体活動が大幅に減少したのです。ある調査によると、在宅勤務者の約7割が運動不足を感じており、そのうち半数以上が体重増加を経験していると報告されています。特に、デスクワーク中心の業務では、一日中座りっぱなしになることが多く、活動量が極端に低下します。また、自宅という環境では、仕事とプライベートの境界が曖昧になりがちで、休憩時間もつい仕事をしてしまったり、リフレッシュのための外出を怠ったりすることも運動不足に拍車をかけています。さらに、運動習慣があった人でも、ジムの閉鎖や外出自粛の影響で、運動の機会が失われ、運動不足に陥るケースも少なくありません。このような状況は、身体だけでなく精神的な健康にも影響を及ぼし、在宅勤務の生産性低下にも繋がりかねない深刻な問題となっています。

運動不足が引き起こす健康問題

運動不足は、私たちの体に様々な悪影響を及ぼします。在宅勤務という特殊な環境下では、その影響がより顕著に現れることがあります。

体重増加と肥満

最も分かりやすい影響の一つが、体重増加と肥満です。消費カロリーが減少する一方で、食生活が乱れやすくなることも原因として挙げられます。ストレスによる過食や、手軽に食べられる高カロリーな食事を選ぶ傾向が強まることで、摂取カロリーが消費カロリーを上回り、結果として体重が増加します。肥満は、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病のリスクを高めるだけでなく、心臓病や脳卒中といった重篤な疾患にも繋がりかねません。

肩こり・腰痛

長時間同じ姿勢でパソコンに向かう在宅勤務では、肩こりや腰痛が慢性化しやすい傾向にあります。特に、自宅のデスク環境がオフィスほど整っていない場合、不適切な姿勢で作業を続けることで、首、肩、背中、腰に大きな負担がかかります。運動不足は、これらの部位の筋肉を硬直させ、血行不良を引き起こし、痛みを悪化させます。また、猫背や巻き肩といった姿勢の悪化も、肩こりや腰痛の原因となります。

集中力の低下と精神的ストレス

運動は、身体的な健康だけでなく、精神的な健康にも深く関わっています。運動不足は、脳への血流を悪化させ、集中力や思考力の低下を招くことがあります。また、運動にはストレス解消効果や気分転換効果があるため、運動不足はストレスを蓄積させ、イライラや不安感、抑うつ状態といった精神的な不調を引き起こす可能性があります。在宅勤務では、仕事とプライベートの切り替えが難しく、孤独感を感じやすい環境でもあるため、運動不足による精神的な影響はより深刻になることがあります。

まとめ

在宅勤務は、私たちの働き方に大きな変化をもたらしました。その恩恵を享受する一方で、運動不足という新たな課題に直面している方も少なくありません。しかし、運動不足は単なる身体的な問題に留まらず、集中力の低下や精神的なストレスといった、仕事の生産性や日々の生活の質に直結する深刻な影響を及ぼす可能性があります。本記事では、在宅勤務における運動不足の現状とその影響を深く掘り下げ、そして、忙しい日々の中でも手軽に実践できる「簡単ストレッチ3選」をご紹介しました。肩甲骨を意識したストレッチで肩こりを解消し、股関節を柔らかくするストレッチで腰痛を予防し、全身をリフレッシュするストレッチで心身ともに活力を取り戻すことができます。これらのストレッチは、特別な道具や広いスペースを必要とせず、デスクの傍らや休憩時間に数分あれば実践可能です。重要なのは、一度に完璧を目指すのではなく、「短時間でも毎日継続する」ことです。毎日決まった時間に行う、アプリやタイマーを活用する、仲間と一緒に取り組む、そして自分の変化を記録するといったヒントを参考に、無理なくストレッチを習慣化していきましょう。在宅勤務という新しい働き方の中で、運動不足を解消し、心身ともに健康で快適な毎日を送ることは、仕事のパフォーマンス向上だけでなく、豊かなプライベートを築く上でも不可欠です。今日からできる簡単な一歩を踏み出し、より健康的で充実した在宅勤務ライフを実現してください。

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